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近江八景第七景は、唐崎夜雨(からさきのやう)
近江八景のひとつ、びわ湖の南西岸の唐崎神社には、天正9年(1581年)に当時の大津城主の弟、新庄直寿によって植えられた3代目の巨松の古木に夜の雨が降り注ぐ情景・・・和歌のイメージで妖霊的な雰囲気を醸し出す。
観る人の心の感情によって女性にも男性にも見えるフォルムが魅力。
時雨を和傘に桜の花びらが魅惑的・・・。
近江八景第六景は、堅田落雁(かたたのらくがん)
「鎖(じょう)あけて 月さし入れよ 浮御堂」(松尾芭蕉)
琵琶湖の東側の対岸には円錐形の三上山(近江富士)や鏡山が低く見えていて昇る月が湖面に映え、月自体の光を湖面に走る光が織り成す光のアンサンブル。東之湖氏は下の部分を湖に上の部分を浮御堂をイメージして夕日が射し込む湖面に温もりを感じさせる暖色にて愛でられました・・・。
近江八景第五景は、三井晩鐘(みいのばんしょう)
「いで入るや波間の月を三井寺の 鐘のひびきにあくるみずうみ」
帰路を急ぐ夕暮れ時、びわ湖に鐘の音が響きわたっていきます。
ふと立ち止まると、湖面には風をはらんで走る帆船の影、対岸には三上の山を望み、寝ぐらへと急ぐ雁の姿。
衣装には7色を使い、グラデーション(色が(鐘)連続的に変化)をイメージ・・・琵琶湖の鐘が心地よく響きわたる。
近江八景第四景は、粟津晴嵐(あわづのせいらん)
静寂・・・晴れたある日、
湖上を渡る湖風が粟津の松林を吹き抜ける・・・
ふと、口笛を吹きたくなるような黄昏時・・・。
遠方にみえるのは比叡山。